中国の国有鉄鋼大手、東北特殊鋼集団が経営破綻し、11日までに遼寧省大連市の裁判所で破産処理手続きに入った。負債総額は約500億元(約7700億円)。過剰な設備や在庫が足かせとなり債務超過に陥った。通馬桶 11日付の中国紙、21世紀経済報道によると、中国政府は「企業の悪意ある債務逃れを調べ、(救済を待つだけの)モラルハザード(倫理観の欠如)を防ぐ」として、赤字続きで改善が見込めない「ゾンビ通馬桶企業」は破産させる方針だ。 同社は鉄鋼需要の冷え込みで経営難に陥り、満期を迎えた社債などが償還できない債務不履行(デフォルト)を、今年に入って9回も起こした。経営トップが3月、同市内で首つ通馬桶自殺しているのが発見されるなど、混乱が続いていた。 中国による鉄鋼の過剰生産や安値輸出の問題は、9月に浙江省杭州市で開かれた20カ国・地域(G20)首脳会合などでも取り上げられ、中国政府は通馬桶鉄鋼大手の経営統合や人員整理などの構造調整を進めている。工場閉鎖や失業者増などによる社会不安の増大を懸念しているためだが、今回のケースでは一歩踏み込んで「破産」を容認した。 鉄鋼の過剰生産通馬桶能力問題が深刻さを増す中、中国政府は欧米などから「元凶」とされるゾンビ企業の淘汰(とうた)を強く求められてきた。中国政府は今回、東北特殊鋼集団の破綻を容認し、淘汰に積極的であることを内外に示した格通馬桶だ。ゾンビ企業の淘汰は、一気に進めば失業者があふれ、減速気味の経済がさらに冷え込む恐れもあるが、各国が保護主義に陥らないために避けて通れない課題でもある。 中国は鉄鋼やセメント、石炭など幅通馬桶広い産業で過剰な能力を抱える。中でも鉄鋼は、ゾンビ企業の比率が5割を超えているともいわれる。これまで減らなかったのは、地方が失業者の大量発生を恐れ、中央政府の意向に反発したためだ。日本総合研究所の通馬桶三浦有史上席主任研究員は、淘汰することで「短期的には雇用問題が顕在化し、中国景気の下押し圧力が強まるだろう」と予測する。中国への輸出依存度が高い国なども打撃を受け、世界経済リスクになりかねない。
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